Ultimate Design Laboratory

Bang&Olufsen EarSet 3 Review

2010-08-26 | Gadet | Mobile | iPhone

EarSet3.jpg
「A8」ベースのステレオヘッドセット...。iPhone4に変えてから使っているBluetooth Headsetを使用中に通話相手から「声が途切れる」と度々、指摘されて...有線のステレオヘッドセットを試してみるつもりでした。

「EarSet 3」の店頭在庫がある銀座アップルストアで試聴させてもらおうと思いましたが「iPhone4には対応していません」とあっさり使えないことを説明されて店頭での試聴を断念しました。

最初に使ったヘッドセットは「EarSet 1 Mobile」...Bluetooth Headsetとしてリリースされた「EarSet 2」は発売されて間もない頃に探し回って入手して使っていましたが、Bluetooth Headsetとしての通話品質は未だに「EarSet 2」を超える製品に巡り会っていません。個人的な理想として...イヤフォンとハンズフリー通話の両方に音の品質が期待できる製品「EarSet 3」をダメもとで入手しました。

結果を先に書いてしまうと、僕が使っているiPhone4では特に問題なく動作していますが事例として音楽再生中の動作(楽曲のスキップなど)が不安定なケースも報告されているようです。(このためBang&Olufsenとしてはサポート対象外と言う扱いとなっているようですが将来的には変わるかも知れません)
「Bose® mobile in-ear headset」も掛け心地としては好みですがインピーダンスのせいか音量を上げないと音量自体が低めになってしまう点が気になっていたこととハンズフリー通話時の音質に不安がありました。

e-set3-01.jpg

「EarSet 3」の場合は音量自体の変化はほとんど感じません。いかにも低音が強調された...と言った劇的な変化は感じないかも知れません。全体が自然に上質なモノに変化する印象です。

プロダクトサポートへ問い合わせてみましたが、所謂「エージング」は必要ないそうですから試聴できるショップで確認した音がすぐに楽しめます。

以下はボタンによる基本動作。

・1クリック
曲を再生/停止
着信時→電話応答/通話終了
・2クリック
次の曲へ
・3クリック
曲の先頭/前の曲へ
・しばらく押し続ける
音声コントロールスタート
着信時→電話を拒否。留守番電話につなぐ

通話品質と言うのは相手先に届く声の品質までを含みます。相手側に届くこちらの音声や周辺の雑音などを含めて生の音に一番近いと感じたのが「EarSet 2」です。勿論、受話側のボリュームを上げすぎると相手側にエコーが掛かったような声が届いてしまいますが、そこさえ気をつければアナログ的な発想による2本のマイクを使ったノイズキャンセルは周囲の雑音をカットし、相手に届く声は目の前にいるかのような自然な声として届いている筈です。また、マイクアームが本体の電源スイッチとなっていたり、ケースがそのまま充電器にもなると言うデザインは今でこそ多くのプロダクトで採用されていますが「EarSet 2」が最初だと思います。

勿論、自分の耳に届く相手の声も自然です。強力なノイズキャンセルを搭載したモデルの場合、相手に届くこちらの声は「鼻をつまんで話している」ような感じになってしまう場合もあります。「EarSet 2」のノイズキャンセル機能が内包されていないことは残念ですが「EarSet 3」の通話品質には満足しています。

通話品質が一番分かりやすい簡単な方法だと「Skype」のテスト録音ですが、実際に外を歩いて自宅の留守電に記録してみることも確実です。

マイク部分と受話スピーカーの距離が近いデザインが多く見られるBluetooth Headsetの場合は受話側のボリュームを最大にしてしまうとほとんどの場合、通話相手には自身の言葉がエコーとなって届いてしまいます。違和感もあるし不快に感じる人も多いので配慮が必要ですが「EarSet 3」の場合は物理的に距離がありますからほとんど気にせず使うことが出来ます。また、車の中、駅構内など...実際に使ってみればどの程度の声で返事すれば良いかが覚えられます。

マイクが内包されたボタンの操作感にも安っぽさはなくしっかりしたモノです。マイクスイッチの裏側に小さな穴があってこちらがマイク部分になると思いますが僕の場合は、丁度マイク部分が首の付け根辺りにぶら下がる感じです。上着によっては襟にマイクが軽く触れる(こすれる)ことになるので歩行しながらの通話には注意が必要かも知れません。

交差点など周囲の雑音がひどい場所を歩きながらの通話だと周辺の音まで相手に届くことになりますし、相手の声もボリュームを上げなくては聞き取れません。屋外で使う場合には手元にボリューム調整スイッチが欲しくなりますがイヤフォンとハンズフリー通話の両方に音の品質を求めている人にはお勧めします。発売直後は3万円を超える価格設定でしたが、この記事を書いている時点での日本国内価格は、¥22,050です。

動作の確認は「iOS 4.0」「iOS 4.0.1」「iOS 4.0.2」IPhone 4、通話機能は含まれませんが「iOS 3.2.2」iPadで行っています。個人的にかなりの数のAPPをインストールしていますが、サードパーティ製のAPPによっては操作に影響が出るかも知れません。また「ホーム画面→設定→iPod」でも一通りの設定を入れ替えて試してみましたが影響を受ける「EarSet 3」の基本動作はありませんでした。

尚、公式サイト上の予約フォームから特約店で実機を試すことの出来るサービスもあるようですから最寄りの特約店へ出向くことが可能な方には実機を使った使用感を確認される事をお勧めします。www.bang-olufsen.co.jp

同梱されるレザーケース(多分「A8」と同じモノ)は質感は良いのですが、サイズ感としてマイクスイッチ分小さく感じますので使い勝手としては今ひとつです。

・デザイナー: Anders Hermansen
・寸法: 35×59×14mm
・重量(イアフォン片側のみ): 8g
・重量(セット全体): 31g
・仕上げ: アルミニウムとソフトタッチラバー
・コード: 1m
・方式: エレクトロダイナミックスピーカー
・周波数特性: 50-20.000 Hz
・プラグ: 4極 3.5mm ミニジャック
・同梱品: 革製ケース、イアーパッド、クリップ
・保証期間: 3年間
・問い合わせ先・バング&オルフセンジャパン株式会社 jpproduct@bang-olufsen.dk
・公式サイト(日本語)www.bang-olufsen.co.jp